クリニックからのお知らせ

肌が乾燥や感染症対策に加湿器を、でもまめなお手入れを
2023/11/29(水)
加湿器肺炎という言葉知っていますか?最近よく報道されています。
加湿器肺炎は、加湿器の中に発生したカビや菌が空気中に放出され、それを吸い込むことで起こります。
吸い込んだカビや菌自体は病原性が弱いため肺が直接炎症を起こすことはありませんが、肺や気管支がアレルギー反応を起こすことがあります。

これが加湿器肺炎の原因です。
医療現場では過敏性肺炎と呼ばれています。
アレルギー性の肺炎で、ひどい場合には呼吸困難を起こすこともある怖い病気です。
症状として、帰宅すると咳が出ることや、処方された薬を飲んでも咳が止まらないことなどが挙げられます。

加湿器は内部で雑菌が繁殖すると、湿気とともに雑菌を部屋中に放出してしまうので、しっかりお手入れをして清潔さを保つことが重要です。

加湿器には「ハイブリッド式」「気化式」「スチーム式」「超音波式」という、加湿方式の異なる4つのタイプがあります。

加湿器はどの方式であっても必ずお手入れが必要ですが、加湿器内部の水に振動を与え、そのまま空気中に噴霧する超音波式は、カルキ類や雑菌が噴霧される場合もあるため、よりこまめなお手入れが必要です。

当院では気化式を使用しており加湿器はメーカー推奨の通りに手入れしています。

超音波式の加湿器は当院では使用していませんし、おすすめしません。
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